くるみん助成金(令和6年度)支給申請までのスケジュール

くるみん助成金(令和6年度)支給申請までのスケジュール 実質費用負担の軽減
くるみん助成金(令和6年度)支給申請までのスケジュール

今回は、在宅勤務やテレワーク(ICTを活用した場所にとらわれない働き方)などの制度導入・維持にかかる費用を助成する「くるみん助成金(中小企業子ども・子育て支援環境整備助成事業)」について解説します。

この助成金の対象は、下記の認定を受けた中小企業(常時雇用する労働者が300人以下)です。

  • くるみん認定
  • くるみんプラス認定
  • プラチナくるみん認定
  • プラチナくるみんプラス認定

なお、トライくるみん認定は本助成金の対象外です。

著者プロフィール
林 利恵
林 利恵
Rie HAYASHI, MPH, PhD

博士(医学)
特定社会保険労務士
ISO30414 リードコンサルタント/アセッサー

東豊社労士事務所 代表
株式会社東豊経営 代表取締役

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ご連絡は【お問い合わせフォーム】からお願いいたします。

令和5年度 くるみん助成金

くるみん認定を受けるまでの取り組み

「くるみん助成金」を受ける前に、

  • 一般事業主行動計画を策定し、都道府県労働局に一般事業主行動計画を届け出ること
  • 一般事業主行動計画の計画期間終了日を含む事業年度(各会社の事業年度)終了後に都道府県労働局にくるみん認定申請すること

労働局によっては、くるみん認定申請が混みあっているため、認定取得まで6ヶ月ほどかかることがあるそうですので、十分にスケジュールに余裕を持たせた計画を立てて頂くとよろしいでしょう。

出所:くるみん助成金利用ガイド

「くるみん助成金」申請から交付までの流れ

出所:くるみん助成金利用ガイド

実施期間

令和3年10月~令和9年3月末

令和6年2月15日をもって「令和5年度くるみん助成金」申請受付は終了しました。「令和6年度くるみん助成金」につきましては、決まり次第「くるみん助成金ポータルサイト」にて公表されるものと思います。

助成額

助成要件を満たしている中小事業主が、助成を受ける年度(国の会計年度:4/1~3/31)において【労働者の職業生活と家庭生活との両立が図られるようにするために必要な雇用環境の整備を行う事業】を実施する際に、その実施に要する経費を対象に助成金を交付します。

1事業主あたり上限50万円です。
(事業の経費が50万円以上かかった場合でも申請できます。)

くるみん認定・くるみんプラス認定企業:1回の認定につき1回
プラチナくるみん認定・プラチナくるみんプラス認定企業:1年度ごとに1回
※トライくるみん認定は対象外です。

対象となる事業

  1. 労働者の育児休業等の取得を促進するための取組
  2. 労働者の子育てを支援するための取組
  3. 労働者の業務負担の軽減や所定外労働の削減などを図るための取組
  4. その他労働者の職業生活と家庭生活との両立が図られるようにするために必要な取組

対象となる経費

対象となる事業を実施するために必要な以下の経費
◉ 職員給与 ◉ 各種手当 ◉ 社会保険料事業主負担金 ◉ 厚生費等(役員報酬を除く)◉ 諸謝金 ◉ 備品費(単価50万円以上の備品を除く) ◉ 消耗品費 ◉ 印刷製本費◉ 通信運搬費 ◉ 光熱水料 ◉ 借料及び損料 ◉ 会議費 ◉ 賃金 ◉ 雑役務費及び委託料
※消費税相当額を除く

在宅勤務やテレワークに関係する経費の例

「労働者の業務負担の軽減や所定外労働の削減などを図るための取組」として、「在宅勤務やテレワーク(ICTを活用した場所にとらわれない働き方)などの制度導入・維持」にかかる経費

  • 制度導入にかかる費用(規定制定のための社労士費用等)
  • パソコン・タブレット・スマートフォン等の機器・周辺機器購入費用、リース代、ネットワーク整備費用
  • オンライン会議システム利用料等のランニングコスト
  • 在宅勤務手当

公式ホームページ

詳しくは「くるみん助成金ポータルサイト」をご参照ください。
≫ くるみん助成金ポータルサイトはこちら

むすび

この記事では、仕事と育児の両立支援への取り組みとして、在宅勤務・テレワークを導入しようとお考えの事業主に対して、くるみん助成金を紹介しました。

在宅勤務・テレワークに使える助成金については、過去記事「テレワーク導入に使える助成金・補助金3選」にも紹介しています。

参考になりましたら嬉しいです。

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