雇用保険の基本手当の日額|計算方法と上限額・下限額を解説

雇用保険の基本手当の日額|計算方法と上限額・下限額を解説 労働社会保険諸法令の基礎知識

雇用保険の基本手当日額は、失業中に1日あたり支給される金額です。

この記事では、基本手当日額の計算方法と上限額・下限額について解説します。

林 利恵

Rie HAYASHI, MPH, PhD
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博士(医学)
特定社会保険労務士
東豊社労士事務所 代表
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医学研究者から社労士へ転身
労働衛生の専門知識を活かし
・就業規則作成
・メンタルヘルス対策
・両立支援
を得意としています
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基本手当日額とは

基本手当日額とは、失業中に1日あたり支給される金額です。

この日額に所定給付日数を乗じた額が、受給できる基本手当の総額となります。

計算方法

基本手当日額は、次の計算式で算出されます。

基本手当日額 = 賃金日額 × 給付率

賃金日額

賃金日額は、次のように計算されます。

賃金日額 = 離職日以前6か月間に支払われた賃金総額 ÷ 180

賃金の範囲

  • 賃金は税金・社会保険料等が引かれる前の金額(額面)です
  • 賞与等(3か月を超える期間ごとに支払われる賃金)は含まれません

給付率

給付率は、賃金日額に応じて50%から80%の範囲で設定されます。

給付率の特徴

  • 賃金日額が低いほど給付率が高い(80%)
  • 賃金日額が高いほど給付率が低い(50%)

これにより、低賃金労働者ほど手厚い保障が受けられる仕組みになっています。

60歳以上65歳未満の場合 給付率は45%から80%となります。

基本手当日額の上限額・下限額

基本手当日額には、年齢区分ごとに上限額と下限額が設定されています(令和7年8月1日から)。

上限額

  • 30歳未満:7,255円
  • 30歳以上45歳未満:8,055円
  • 45歳以上60歳未満:8,870円
  • 60歳以上65歳未満:7,623円

下限額 2,411円(全年齢共通)

改定 上限額・下限額は、毎年8月1日に改定されます。

むすび

基本手当日額は、離職前の賃金をもとに計算される賃金日額に給付率を乗じて算出されます。

給付率は賃金日額に応じて変動し、低賃金労働者ほど高い給付率となります。

また、年齢区分ごとに上限額が設定されており、毎年8月1日に改定されます。

基本手当を受給する際は、自身の賃金日額と年齢に応じた日額を確認することが重要です。

雇用保険の基本手当日額が変更になります|厚生労働省(令和7年8月1日)